TUNE UP
フラットでない滑走面や、ケバが立っていたり酸化している滑走面では、本来スキーが持っている性能を100%発揮することはできません。
そこで、以下の作業を行ってまず滑走面を整えます。
スキーのかど(エッジ)が直角に残っていると、滑走時に影響を及ぼしますので、サンドペーパーの#240をコルクに巻いて、かど(エッジ)を丸めます。
ストラクチャー内のケバを取り除くために、ブロンズブラシでトップからテール方向にブラッシングします。
ファイバーテックス(粗仕上げ用)をコルクに巻き付け、トップからテール方向に数回こすり、滑走面のケバを取り除きます。
EXTRA BASE GREENを滑走面(クラシカルスキーの場合は、グライドゾーンのみ)に生塗りします。アイロンにEXTRA BASE GREENを当てて、ワックスの表面を少し融かして柔らかくした方が生塗りしやすくなります。
滑走面の上にEXTRA BASE GREENをアイロンで融かしながら適量垂らし、滑走面をカバーする程度に軽く延ばします。
溝の中のワックスは、冷えて硬くなる前に取り除いておきます。
ワックスを塗った後のスキーを急激に冷やし、ワックスが完全に冷えたらスクレーパーで勢い良くはぎ取ります。
ボアブラシでストラクチャーの中のワックスとケバを掻きだします。
買ったばかりのスキーはもちろん、滑走後のスキーの滑走面には汚れが付着しています。
ワクシングを行う前にまず、滑走面のクリーニングを行い、汚れや古いワックスを完全に取り除きます。
グリップゾーンに付いているグリップワックスを、マルチスクレーパーを使用して可能な限り削り取ります。
クリーナーをキッチンペーパー等に染み込ませ、古いグリップワックスを完全に拭き取ります。
グライドゾーンの大きな汚れを取り除くために、ブロンズブラシでトップからテール方向にブラッシングします。
ファイバーテックス(粗仕上げ用)をコルクに巻き付けトップからテール方向に数回こすり、グライドゾーンにある微細なケバを取り除く最終表面処理を行います。
EXTRA BASE PINK又やBASE WAX、クリーニングワックス等の軟らかいワックスを滑走面(クラシカルスキーの場合は、グライドゾーンのみ)に生塗りします。アイロンに固形ワックスを当てて、ワックスの表面を少し融かして柔らかくした方が生塗りしやすくなります。
左記の5で使用したワックスをアイロンで融かし適量垂らします。
垂らしたワックスが完全に液状になるまで融かします。
溝の中のワックスは、冷えて硬くなる前に取り除いておきます。
ワックスがまだ温かく柔らかいうちにスクレーパーで削り取ります。
ボアブラシでストラクチャー内のワックスを掻き出し、ナイロンブラシで仕上げます。
最後にファイバーテックス(最終仕上げ用)で掻き出した細かなワックスをキレイに拭き取ります。
HYBRID HFシリーズ・滑走シリーズ(トップワックス)に含まれているフッ素は、滑走面に浸透しません。そのため、ベースとなるフッ素を含まないパラフィンワックス(EXTRA BASEシリーズGREEN/BLUE/VIOLET/PINK)が十分滑走面に吸収されていないと、フッ素を含んだトップワックス(HYBRID HFシリーズ・滑走シリーズ)は強く定着できません。高い滑走性を持ったトップワックスの性能を十分に引き出すためには、必ずベースワクシングを行う事が必要です。
ワックスを滑走面(クラシカルスキーの場合は、グライドゾーンのみ)に生塗りします。アイロンにワックスを当てて、ワックスの表面を少し融かして柔らかくした方が生塗りしやすくなります。
滑走面の上にアイロンでワックスを融かしながら適量垂らします。
グライドゾーン全体に満遍なくワックスを延ばします。グライドゾーン全体にワックスがなじむように2〜3回ゆっくりとアイロンをかけてください。この時、アイロンを止めないように注意してください。
溝の中のワックスは、冷えて硬くなる前に取り除いておきます。
常温まで冷えたらスクレーパーでワックスを削り取ります。
ボアブラシでストラクチャー内のワックスを掻き出し,ナイロンブラシ、馬毛ブラシの順で仕上げます。
最後にファイバーテックス(最終仕上げ用)で掻き出した細かなワックスをキレイに拭き取ります。
HYBRID HFシリーズ・滑走シリーズ(トップワックス)を塗布する前に、雪質に合ったEXTRA BASEシリーズ(GREEN/BLUE/VIOLET/PINK)のいずれかをチャート表(P.25参照)を参考に選択し塗布すれば、最大限の効果が得られます。
ワックスを滑走面(クラシカルスキーの場合は、グライドゾーンのみ)に生塗りします。アイロンにワックスを当てて、ワックスの表面を少し融かして柔らかくした方が生塗りしやすくなります。
滑走面の上にアイロンでワックスを融かしながら適量垂らします。
グライドゾーン全体に満遍なくワックスを延ばします。グライドゾーン全体にワックスがなじむように2〜3回ゆっくりとアイロンをかけてください。この時、アイロンを止めないように注意してください。
溝の中のワックスは、冷えて硬くなる前に取り除いておきます。
常温まで冷えたらスクレーパーでワックスを削り取ります。
ボアブラシでストラクチャー内のワックスを掻き出し,ナイロンブラシ、馬毛ブラシの順で仕上げます。
ファイバーテックス(最終仕上げ用)で掻き出した細かなワックスをキレイに拭き取ります。
最後にアンスタフィニッシュパッド又は、アンスタフィニッシュクロスで静電気を取り除きます。
スペシャルワクシング(フッ素ワックス)は大会に出場する時や大会前のトレーニングに使用します。特に湿雪時には欠かせないワックスです。
GIGA SPEED POWDERシリーズ、Dr.FCG POWDERを滑走面(クラシカルスキーの場合は、グライドゾーンのみ)に適量振りかけます。
滑走面に振りかけたパウダーがこぼれ落ちないように注意しながら、アイロンでパウダーに熱を加えグライドゾーン全体に満遍なく延ばします。
再度、滑走面全体に強く定着するように、フィニッシュコルクで擦り込みます。 ※フィニッシュコルクがない場合は通常の コルクを使ってください
更にフィニッシュコルクの発泡スポンジ面で擦り込みます。
馬毛ブラシで滑走面の上にあるフッ素ワックスの粉を取り除くように、軽いタッチで仕上げます。この時使用する馬毛ブラシは、フッ素ワックス専用としてください。
ファイバーテックス(最終仕上げ用)で仕上げます。
最後にアンスタフィニッシュパッド又は、アンスタフィニッシュクロスで静電気を取り除きます。
GIGA SPEED SOLIDシリーズ、Dr.FCG SOLIDを滑走面(クラシカルスキーの場合は、グライドゾーンのみ)に生塗りします。
フィニッシュコルクで擦り込むように滑走面全体に満遍なく延ばします。※フィニッシュコルクがない場合は通常のコルクを使ってください。
更にフィニッシュコルクの発泡スポンジ面で擦り込みます。
馬毛ブラシで滑走面の上にあるフッ素ワックスの粉を取り除くように、軽いタッチで仕上げます。この時使用する馬毛ブラシは、フッ素ワックス専用としてください。
最後にアンスタフィニッシュパッド又は、アンスタフィニッシュクロスで静電気を取り除きます。
雪質に合わせた既存のグリップワックスを塗布し平らに延ばした後、充分に冷やしてください。
良く冷やした既存のグリップワックスの上に、パワーブースターソリッドをごく軽いタッチで塗ります。
コルクをごく軽いタッチでかけ、薄く平らにします。
雪質に合わせた既存のグリップワックスを塗布します。
1.で塗布したワックスを延ばさずに、パワーブースターソリッドを軽く塗ります。
パワーブースターソリッドと既存のグリップワックスが良く混ざり合うようしっかりとコルクをかけ平らにします。
雪質に合わせた既存のグリップワックスを塗布し平らに延ばした後、充分に冷やしてください。
良く冷やした既存のグリップワックスの上に、パワーブースターリキッドをスプレーします。スプレーしたパワーブースターが乾いたらOKです。コルク等で延ばす必要はありません。