HISTORY

失敗から生まれた発見

世界のトップスキーヤーから絶大な支持を得るGALLIUM WAX。
その発見は、あまりにも奇跡的でした。

1981年、スキー選手として国体等で活躍した製錬技術者が、
ガリウムの試験分析の時に誤って卓上にこぽしてしまう。
慌てて拭くと、よく延びるし水も弾く。そしてツルツルした感触もあった。
「これはスキーのワックスに使えるのでは…」と直感。

7年の研究  開発を重ね、1988年に世界初となるガリウムを配合した「GALLIUM WAX」を誕生させたのです。

第一号の「リップスティックタイプ」を皮切りに、
「パワーメタル」などガリウム含有のワックスを次々と製造、販売。
1998年の長野五輪では、全日本距離チームにスキー専用ワックス「AXF」を提供し、2022年北京五輪までの6回、冬季五輪に技術協力しています。

MANUFACTURIG 融点29.8℃のガリウムメタルを高度な技術で微粉砕

What is「Ga」? 世界初!独自開発の加工方法でガリウムをワックスに配合

ガリウムは、融点が28.9℃と低い金属元素です。

揮発性が高く、固化すると体積が増し、

氷点下では氷雪により硬くなる性質があります。

また、導電性を持っているため帯電しにくく、
静電気の発生を抑える特性もあわせ持っています。

METALLIC ION 独自技術で生まれたワックス

「日本選手が世界で勝つためには、他のメーカーが真似できないワックスが必要である。」という考えから、ワックスの性能を上げる技術についても研究しています。
「METALLIC ION」もその1つです。

ガリウムをワックスに使用するという発想を掘り下げて検討した結果、金属をイオン化しワックスに使用するという独自技術が生まれました。

METALLIC IONはイオン化した金属が滑走添加物の分散性を高めます。それにより滑走面に滑走性の高いワックスを均一に塗布することができ、スキー板の滑走性が向上します。

MERIT ガリウムワックスの魅力

人と環境に優しいワックス

ガリウムワックスに使用されているパラフィンワックスは、天然資源から作られています。
燃やしてもダイオキシンを発生せず、土中の微生物によって分解される、環境と人に安心で安全・無害な素材です。

また、スタートワックスや「滑走ワックス」等に使用しているフッ素は人の健康や環境に容認し難い影響がある物質を制限する、「REACH規制」をクリアしたフッ素ワックスを使用しています。

高品質のワックスをすべてのユーザーへ

ガリウムは世界で活躍するトップレーサーからゲレンデで楽しむエンジョイユーザーまで、幅広い層の要望に応えるワックスを提供しています。

ワックスの滑走性は滑る場所の条件(気温、新雪や旧雪などの雪の状態、天気など)に左右されます。

 ガリウムのワックスは様々な条件のスキー場で実際に滑走して、その性能を確かめて開発しているため、1秒を争うトップレーサーも信頼されているのです。

製造においても高品質なワックスを提供するための工夫があります。ワックスは溶ける温度や冷えて固まる時間がワックス毎に異なり、
適した温度で製造しなければ見た目や性能に問題が生じます。ガリウムでは徹底した温度管理のもと高い品質のワックスを製造しております。

特にトップレーサーも使用するような競技用ワックスに関しては、さらに繊細な温度管理が必要なため、11つ職人の手により製造されています。

VISION

世界が認めるONLYONEへ

世界選手権やワールドカップに出場のトップスキーヤーに高く評価されているのが、
超高性能フッ素ワックス「GIGA SPEED Maxfluor」および
特許技術を使用した高性能固形ワックス「METALLIC ION」。

世界が認めたスキー用ワックスです。

株式会社ガリウムは世界を献身するオンリーワン企業として、
開発は唯一無二の精神で邁進します。


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