スタッフブログ

2019.05.17

ガリウム金属

当社のワックスに配合している「ガリウム」。
29.76°Cという常温で融ける、めずらしい金属です。

手のひらの上で融けるというかなり”映える”金属で、InstagramやYoutubeでもそういった写真や動画を見たことある方もいらっしゃるかと思います。
「あれ、やってみたい!」という声をよく見聞きします。ワックスとは全く関係なく、そういった問合せのお電話が会社に掛かってくることもあります。。。

やってみたい気持ちはよくわかりますが、控えめに言っても、やめておいたほうがいいです。

まず、じつはあれ、けっこう難しいんです。
例えば、「室温25°Cの部屋の中で、30°Cで溶けるガリウムを体温36°Cの手のひらで溶かす」のって、(厳密に計算するとややこしくなるので)ざっと例えると、「0°Cで溶ける氷を、-5°Cの部屋で、+6°Cの板か何かの上で融かす」ような感じです。どうです?無理っぽいですよね。
手のひらの上で融かしている写真は、たぶん、湯煎か何かで液体にしたガリウムの上に固体のガリウムを乗せて、それっぽく見せてるんじゃないかなと思います。

また、人体への害は報告されていないようですが、他の金属をボロボロに腐食させる作用があるガリウムを素手で直接触るのは、あまりおすすめしないのが正直なところです。
実際に触ると、手や服など触れたものが黒く汚くなって、洗ってもなかなか落ちないので、かなり厄介です。

ワックスに配合しているガリウムは、企業秘密の手法で約5マイクロメートル(0.005ミリメートル)のサイズの粉末にして、エッジを腐食させない状態にして配合しているので、安心してワクシングしてください。

溶けた金属を素手で触るという経験はなかなかできることではないので、それでもやってみたい!という方は、ネットでも普通に売ってますので、試してみては!?

2019.05.10

夏のように暑くても。。。


夏のような暑い日が続いていますが、いつでも雪の話題で失礼します。

山形県の月山や長野県の乗鞍岳ではまだまだ雪上で滑れるので、まだまだ雪山シーズンですよね?

さて、ガリウムワックスのシリーズに「サマーワックスシリーズ」というラインナップがあるのをご存知ですか?

「SUMMER BLOCK」「SUMMER BLOCK HARD」「SUMMER GEL」という3商品なのですが、これらはサマーゲレンデと呼ばれる、プラスチック製のブラシやマットを使用したゲレンデでの使用を目的としています。

「夏の月山で滑るにはサマーワックスですか?」と訊かれることがありますが、そうではないのでご注意ください。

これからの時期の月山や乗鞍などの雪渓で滑るときのワクシングには、夏でも通常の雪用のワックスを使用します。

具体的には春雪用のワクシングと同じで、PINK系やD-CONTROLをホットワクシングして、STRONG PASTE HOTやPREMIUM FLUORを重ねます。もちろんD-CONTROLセットのリキッドでもOKです。

雪質どうこうというより、とにかく汚れを寄せ付けないワクシングを行います。クリーナー300や2WAY CLEANERを持って上がって、都度汚れを落としながら滑るのも効果的かと思います。

サマーワックスシリーズについては、またこんど詳しく解説しますね

2019.05.08

知ってました?〜液体フッ素ワックス〜

今やレースには必需品となっている液体フッ素ワックス。

ハーフパイプやスロープスタイルでも、高く遠くに飛ぶためのワックスとして使用されています。

そんな液体フッ素ワックスですが、世界で初めて商品化したのはガリウムというのをご存知ですか?

今から17年前の2002年に「Dr. FCG Maxfluor」という商品名で販売を開始しました。

当時はまだフッ素=パウダーという固定概念が強く、なかなか認知されていなかったのですが、日本代表チームには早くから使用していただいていました。

2009年のノルディックスキー世界選手権リベレツ大会で日本チームが大活躍したことにより、その性能の高さが世界中に知れ渡り、現在ではほぼ全てのワックスメーカーから同様の液体フッ素ワックスが発売されています。

ガリウムでも「Dr. FCG Maxfluor」から「GIGA SPEED Maxfluor」シリーズとして枝分かれし、温度帯によってDryとSuperWetが追加され今に至ります。

レース時のワクシングでは、ベースワックス+HFワックス+フッ素パウダーの順で層のようにワックスを塗り重ねることにより、スピードと耐久性を高めますが、Maxfluorはこれらの層を維持し、更にスピードと耐久性を高めるような性能を持つ液体フッ素ワックスです。

最後に、Maxfluorで更に最速になるワクシングのコツをこっそりお教えします。

それは「トップからテールまで一気に塗る」というものです。その作業を板の幅の分だけ繰り返して塗り広げます。塗る向きは「テールからトップ」でも大丈夫ですが、途中で止めたり、途中で行き来しないようにします。

一気にたくさん塗りたくてゴシゴシ塗る気持ちもわかりますが、短い距離を何度も往復するようにゴシゴシ塗ると、フッ素の厚みにムラができるので、初速が遅くなるというデータがあります。

2019.05.07

令和もガリウムワックスをよろしくおねがいします。

連休はどのように過ごされましたか?

旅行に出かけられた方、滑りに行かれた方、地元に帰られた方。。。様々な形でリフレッシュされたことと思います。

もちろん、ずっとお仕事でこれから休みという方も多いですよね。空いてる時期に休めるの、羨ましいです!

当社ではカレンダー通りのお休みをいただいておりました。

スタッフの中には冬季分の代休を繋げてまだ休みをいただいている者もおりますが。。

ちゃんと地元から戻ってきますでしょうかね。。。汗

今日はちょっと、ガリウムのスタッフのプロフィールを紹介したいとおもいます。

当然ですが、ほぼ全員スキー・スノーボード経験者という稀有な職場です。

総務経理を担当する管理部門のスタッフと化学担当の開発部門スタッフ以外は、基本的にスキー・スノーボードのレース経験が必要になるので、社内は雪国出身者ばかりです。

スタッフの出身県を挙げてみると、北海道・岩手・秋田・宮城・山形・新潟・長野・東京・京都という感じです。改めて見ると、やはりスキー・スノーボードの競技人口上位県ばかりですね。

このうち、秋田県民と山形県民で全体の約半分を占めていて、他県は1・2名くらいずつです。社内の公用語は秋田弁と山形弁です。笑

地元宮城県民が案外少なく、青森県民がいないのは偶然です。ちなみに以前はドイツ出身のスタッフもいたんですよ。

競技別に見ると、クロスカントリースキー経験者が圧倒的に多く、次いでアルペンスキー、スノーボードの順です。意外かもしれないですが基礎系出身者がいません。あとフリースタイル系もいません。ワックス開発にあたっての基礎系やフリースタイル系からの視点は、チームガリウムをはじめとした、現役契約選手からのフィードバックから得ています。

競技経験者は、ほぼ全員が全国レベルの大会出場経験があり、オリンピック出場経験者やナショナルチームコーチ経験者もいます。

ガリウムでは、ハイレベルな経験に基づいたアプローチと、スキー非経験の化学者からのアプローチを融合させて、唯一無二の商品開発を進めています。これからも、こんな面々だからこそ作れる商品を開発していければと思っております。

令和の時代もガリウムワックスをよろしくお願いします。

2019.04.26

鉄鉱石と平成

黒鉱と呼ばれる、銅や亜鉛などの金属が含まれる鉱石です。もしかするとガリウムも少しは含まれているかもしれませんね。

イメージとしては、天空の城ラピュタでパズーが掘ってるヤツです。

本当はもっとキラキラ光ってるのですが、写真に撮るとただの黒い石なので、アプリで少し盛ってみました😅

ちなみに左奥の石は金が含まれているので、金色に光っています🏅🏅

こういった石を精製して、金銀銅をはじめとしたさまざまな金属が取り出されます。

どうしてこんな鉱石が社内にあるのかというと、ここからガリウムを取り出すから。。。ではなく、ガリウムワックスのルーツが鉱山会社にあるからです。

同和鉱業(現DOWAホールディングス)という秋田県の小坂鉱山を採掘していた会社で、平成元年にワックスの開発・販売を始めたのがガリウムワックスの始まりです。

会社で取り扱っていたガリウム金属をスキーのワックスに混ぜたらスピードと持続性がアップすることを発見し、研究・開発を進めた後、商品化されました。

同和鉱業はスキー部が強いことで有名でしたので、そのイメージがある方も多いかも知れませんね。

平成6年に同和鉱業から分社化された時、本社を仙台に構えました。その後平成18年には工場も秋田から仙台に移ってきました。平成22年頃からは海外への販売も本格化し、日本のみなさまだけでなく、海外でも愛されるブランドに成長しました。

こうやって振り返ると、平成と共に成長してきたんだと実感します。

今日が平成最後の投稿になります。令和の時代もガリウムワックスをよろしくお願いします。

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