スタッフブログ
2019年05月
2019.05.08
知ってました?〜液体フッ素ワックス〜
今やレースには必需品となっている液体フッ素ワックス。
ハーフパイプやスロープスタイルでも、高く遠くに飛ぶためのワックスとして使用されています。
そんな液体フッ素ワックスですが、世界で初めて商品化したのはガリウムというのをご存知ですか?
今から17年前の2002年に「Dr. FCG Maxfluor」という商品名で販売を開始しました。
当時はまだフッ素=パウダーという固定概念が強く、なかなか認知されていなかったのですが、日本代表チームには早くから使用していただいていました。
2009年のノルディックスキー世界選手権リベレツ大会で日本チームが大活躍したことにより、その性能の高さが世界中に知れ渡り、現在ではほぼ全てのワックスメーカーから同様の液体フッ素ワックスが発売されています。
ガリウムでも「Dr. FCG Maxfluor」から「GIGA SPEED Maxfluor」シリーズとして枝分かれし、温度帯によってDryとSuperWetが追加され今に至ります。
レース時のワクシングでは、ベースワックス+HFワックス+フッ素パウダーの順で層のようにワックスを塗り重ねることにより、スピードと耐久性を高めますが、Maxfluorはこれらの層を維持し、更にスピードと耐久性を高めるような性能を持つ液体フッ素ワックスです。
最後に、Maxfluorで更に最速になるワクシングのコツをこっそりお教えします。
それは「トップからテールまで一気に塗る」というものです。その作業を板の幅の分だけ繰り返して塗り広げます。塗る向きは「テールからトップ」でも大丈夫ですが、途中で止めたり、途中で行き来しないようにします。
一気にたくさん塗りたくてゴシゴシ塗る気持ちもわかりますが、短い距離を何度も往復するようにゴシゴシ塗ると、フッ素の厚みにムラができるので、初速が遅くなるというデータがあります。
2019.05.07
令和もガリウムワックスをよろしくおねがいします。
連休はどのように過ごされましたか?
旅行に出かけられた方、滑りに行かれた方、地元に帰られた方。。。様々な形でリフレッシュされたことと思います。
もちろん、ずっとお仕事でこれから休みという方も多いですよね。空いてる時期に休めるの、羨ましいです!
当社ではカレンダー通りのお休みをいただいておりました。
スタッフの中には冬季分の代休を繋げてまだ休みをいただいている者もおりますが。。
ちゃんと地元から戻ってきますでしょうかね。。。汗
今日はちょっと、ガリウムのスタッフのプロフィールを紹介したいとおもいます。
当然ですが、ほぼ全員スキー・スノーボード経験者という稀有な職場です。
総務経理を担当する管理部門のスタッフと化学担当の開発部門スタッフ以外は、基本的にスキー・スノーボードのレース経験が必要になるので、社内は雪国出身者ばかりです。
スタッフの出身県を挙げてみると、北海道・岩手・秋田・宮城・山形・新潟・長野・東京・京都という感じです。改めて見ると、やはりスキー・スノーボードの競技人口上位県ばかりですね。
このうち、秋田県民と山形県民で全体の約半分を占めていて、他県は1・2名くらいずつです。社内の公用語は秋田弁と山形弁です。笑
地元宮城県民が案外少なく、青森県民がいないのは偶然です。ちなみに以前はドイツ出身のスタッフもいたんですよ。
競技別に見ると、クロスカントリースキー経験者が圧倒的に多く、次いでアルペンスキー、スノーボードの順です。意外かもしれないですが基礎系出身者がいません。あとフリースタイル系もいません。ワックス開発にあたっての基礎系やフリースタイル系からの視点は、チームガリウムをはじめとした、現役契約選手からのフィードバックから得ています。
競技経験者は、ほぼ全員が全国レベルの大会出場経験があり、オリンピック出場経験者やナショナルチームコーチ経験者もいます。
ガリウムでは、ハイレベルな経験に基づいたアプローチと、スキー非経験の化学者からのアプローチを融合させて、唯一無二の商品開発を進めています。これからも、こんな面々だからこそ作れる商品を開発していければと思っております。
令和の時代もガリウムワックスをよろしくお願いします。
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